引越しの手伝いを期待

結婚して1年しかたたないうちに引っ越しすることになりました。 理由は同じ階の人が家の玄関の外で油絵の制作を始めて、絵の具を溶かすシンナーのようなものが共有スペースに充満したためです。 その時私は妊娠5ヶ月で絵の具の溶剤のにおいが我慢できず、お腹の赤ちゃんにも悪い影響を及ぼすと思い決断しました。

引っ越し先は夫が通勤しやすいところで探し、わりと簡単に良いところが見つかりました。 実家から両親や弟が1日手伝いに来てくれると行ってくれましたが、新生活に揃えたもの以外あまり家財道具は増えてなかったし、夫の弟が午前中は手伝うと言ってくれたので、実家には午後から引っ越し先の方に来てくれるように頼みました。

当日の朝、義弟はテニスのラケットを持ってやってきて1時間くらい手伝って、「じゃあ僕はこれで」と言って帰って行きました。私はあっけに取られて何も言えませんでした。 夫は不器用と言うかテキパキ動けない方なので義弟を当てにしていたのに…文句を言っても帰ってしまったものはしょうがないので、何とか荷物を出し、引っ越し先へ… 向うへ着くと実家の両親たちも着いていたので一緒に荷物を入れ運送屋さんに支払いをし、とりあえず腹ごしらえ。

夫の母が到着し持ってきてくれたデザートを美味しくいただいて、さあ荷ほどきと言うとき。夫の母がすっくと立ち上がり「それではわたくしはこれで」と言って帰って行った。 夫を除く一同は一瞬唖然とするが大人なので「お気を付けて」などと送り出す。私は心の中で「おーい!あんたいったい何しに来たんだー!」と叫んでいた。